• 水資源の確保

    ベナンの水道普及率は39.79%(WHO, 2017年)。

    生活のすぐそばに安全な水がある現実からは、まだまだかけ離れています

    バケツにためた水を頭に載せて運ぶ女性。家族のために、これを1日4~5回繰り返す。

    唯一の井戸が壊れかけている。

    アボメカラビの村、ポッシジャ村にあるゲングベッタ集落。

    この集落の住民は約50年前に隣国トーゴから移住してきた人たちで、移住と同時に住民自身で井戸を設置しました。

    長い年月を経て、井戸の外壁はボロボロになり、内側にはコケが生えていました。

    これから迎える雨季で激しいスコールがあった場合、井戸は壊れてしまうかもしれない。

    老朽化している小さな井戸をのぞきこんだ時、誤って子どもが転落してしまうかもしれない。

    集落に唯一ある井戸をなんとかして使い続けたいー

    そんな村人の思いを実現するため、可能性を探っています。

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    小学校の水資源

    アボメカラビの村、ポッシジャ村にあるドジャ集落。

    ここに公立の小学校があります。生徒数は120人。

    この小学校は住宅から離れた場所に位置しており、子どもたちが喉が乾いたときに使える水資源がありませんでした。

    そこで私たちは2018年に小学校に井戸を設置しました。

    2022年、再び小学校を訪れすると井戸の周りは草木で覆われ、井戸の中にはゴミが多数捨てられていました。

    残念ながら、とても使える状態ではありませんでした。

    度重なる管理者の交代の中、引継ぎがうまくいっていなかったこと、

    そして集落の住民との連携がうまくいっていなかったことが原因のようです。

    今年9月新しく来た校長先生は「子どもたちを林の中で勉強させたくない」「掃除や手洗いを子どもたちに教育できない」と、

    集落の住民に呼びかけてこの井戸の修理に全力に取り掛かっています。

    私たちは一方的に援助するのではなく、こうしたコミュニティの持つ「強み」をサポートし、見守っていきたいと思います。

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    実績

    2018年 アボメカラビ ポッシジャ村ドジャ集落 公立小学校 井戸設置

    2022年 同村                      小学校職員、PTAの協力により修理完了

    2023年 ドボ ヴェジ村 ジェホウンデ集落 井戸設置

     

    クラウドファンディング 達成しました!

    ベナン西部にあるクッフォ県、ドボ市にあるヴェジ村でにおける

    井戸建設のプロジェクトを達成することができました。

    皆様のご協力に感謝致します。

    西アフリカ ベナン共和国に命の水を - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)